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売り切り型とサブスクリプション方式

今週の週刊ダイヤモンドにて、2019年3月末時点での米マイクロソフトの時価総額が1兆ドルの大台に乗せたとの記事がありました。

CEOがビル・ゲイツ時代からスティーブ・バルマーに代わり一時停滞期となってしまったが、サティア・ナデラが売り切り型からサブスクリプション方式にビジネスモデルを大転換したことにより、成長の復活がなされたとのことです。

※サブスクリプション方式とは、顧客がサービスや商品の利用期間に応じて料金を支払う方式を言います。

それにより、売り切り型で生じていた最新版のリリースのタイミングでの巨額の広告宣伝費がなくなり、また、毎月安定した固定収入があることによるキャッシュフローの改善が行われたようです。


売り切り型とサブスクリプション方式は、税理士業界で言うと(相続や事業計画書の策定等の)スポット収入と顧問料収入に置き換えられるのかと思います。

AIの発達により、IT業界等においてはサブスクリプション方式の考えが加速されていますが、税理士業界は相続や創業計画・事業計画といった売り切り型のサービスを営業の柱と掲げる事務所が数多くあります。(勿論、顧問料収入が一切ない事務所はないと思いますが)

それは、AIの普及による情報の流入等により、お金を支払うことの対価性がより求められてきたのだと思います。

サブスクリプション方式は、何のためにお金を支出しているのか、その金額は適正なのかを利用者側が納得して成り立つビジネスです。サービス内容が見えづらかったり、金額が高すぎたりすると選んでもらえないケースが多いです。

売り切り型のサービスは、サービス内容が比較的見えやすく、また、専門的分野となるので価格競争になりづらいかと思います。


当事務所では、売り切り型のサービス・サブスクリプション方式(顧問料型)のサービスともにご用意しておりますが、いずれにおいてもお客様の納得いただける内容・料金を心掛けております。

お客様に「金子税理士事務所に頼んでよかった」と思っていただけるサービスを提供し続けることが重要であると改めて感じました。

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